作成:2012/11
更新:2012/11
ツーバイフォー工法 火災は?
* 木は意外と火に強いです。
木材は燃えても、表面に炭化層を作るので、内部まで中々進行しない為、強度が低下しにくいという性質があります。
* ツーバイフォー工法はファイヤーストップ材で、他の部屋へ延焼を遅らせます。
火の通り道となる 床、壁、天井の枠組材が、ファイヤーストップとなり、空気の流れを遮断し、火が燃え広がるのをくい止めます。
床根太、枠組材が一定間隔で組まれているので、内部構造は防火区域がいくつもくつられている状態と同じになります。
火災時に防火被覆(石膏ボード)が万一突破しても、2重3重のファイヤーストップによって
ツーバイフォー工法は、初期消火の可能性が高く、火災を最小限に抑えてくれる構造となります。
* 石膏ボード
ツーバイフォー工法では、室内の壁、天井に 厚さ12.5mm以上の石膏ボードを貼ります。
石膏ボードには 約21%の結晶水が含まれていて、
炎があたると熱分解を起し約20分間、水蒸気を放出する特性を発揮します。
このため火災が発生しても、天井裏や壁内部の温度が上昇しにくいので、
構造材が発火するまでの時間を遅らせる働きがあります。